晩秋の奥武蔵

刈場坂峠
 

概要

 
実施日:2008年11月13日(木)
主催者:ソロ
行き先:一本杉峠、刈場坂峠、正丸峠
走行距離:70km
 
 

いきさつ

 
この日は、計画年休を申請していた。
 
前日、寝る前に天気予報を確認したところ、
天気予報は、全国的な快晴を伝えていた。
 
日に日に寒くなっていくこの季節、
もしかしたら、晴れた日に峠に登るには
今年最後のチャンスかもしれない。
かねてから刈場坂峠からの景色を見たいと思っていたところである。
 
日常の疲れから朝寝坊してしまったものの、
池袋発10時21分発の東武東上線急行に乗り込んだ。
北坂戸駅まで輪行である。
 
 

きょうの計画

 
ランニングのために先日購入した心拍計を装着してきていた。
で、無理をするつもりは毛頭ないので
下記のように計画をおおまかにたててみた。
 
北坂戸駅→黒山三滝入口
心拍数上限…148(70%~79%維持)
 
黒山三滝入口→一本杉峠(林道笹郷線)
心拍数上限…考えない
 
一本杉峠→刈場坂峠
心拍数上限…148(70%~79%維持)
 
刈場坂峠から先は、その時点で行き先を含め、その場で考えることとした。
 
 

北坂戸駅→黒山三滝入口

 
いつものように北坂戸駅まで輪行した。到着時刻は11時10分。
今回はオルベア・オニキスで輪行してきているので、
重量、組立時間ともに楽々である。
11時20分には走り始めた。
 
前述の通り、越生の黒山三滝入口までは心拍数79%を上限で計画している。
しかし、ツーリングの場合はこれが結構難しい。
信号待ちをしているとすぐに心拍が下がってしまうし、
下り坂でも心拍維持のためにはある程度回さなければならない。
 
幸い、北坂戸からだと、越生までは信号もあまりなく、下り坂も越生の手前のみである。
で、心拍計を煩わせることもなく、50分ほどで峠のふもとに到着した。
上限79%で考えていると、速度はあがらないが、疲れ果てることもない。
峠アタックのウォーミングアップにはちょうどよいだろう。
 
 

黒山三滝入口→一本杉峠(林道笹郷線)

 
この登り坂は今回で3回目である。
峠TTによれば、距離3.27kmで273mUP 平均斜度8.34%だそうである。
 
一度目は去年の10月、シロクマパン(峠風味)ということで、
板橋から自走でやってきたのだが、
同行の皆様に置いていかれ、大変な思いをした。
途中で立ち止まった記憶も(おぼろげに)ある。
 
二度目は今年の5月、高坂まで輪行してそこから走ってきたのだが、
峠まで保たずに途中で足をついてしまった。
 
で、今回は三度目となる。
今回こそ、せめて登りきらなければならない。
登り始めてみると、最近、すこし運動しているためか、
なんとかなりそうな錯覚に襲われた。
ギアは34×26である。
しかしながら心拍数はすぐに175から180のあたりをうろうろしている。
 
保つかな。
 
そんなふうに考えながら、いけるところまで行こうと、そのまま進むことにした。
 
 
この坂道、前半はまったく眺望がないのだが、途中からは遠くまで見渡せるようになる。
景色が開けてくると、結構、気分は楽しくなってくる。
傾斜はおさまらないので、しんどいことには変わりはないのだが。
 
さて、10分以上はあはあぜいぜいしていると、そのうち気持ち悪くなってくる。
その気持ち悪さの兆候が出始めたところで、グリーンラインの交差点が見え、
一本杉峠に到着した。
スタートから19分10秒。
足はつかなかったので進歩であるが、タイム自体は遅い。
 
心拍のデータを見てみると、
最大182平均175、最大97%平均94%ということで、いまの自分にはほぼ精一杯である。
また来なくてはならない。
 
 

一本杉峠→刈場坂峠

 
ここからは奥武蔵グリーンラインである。
一本杉峠の標高400m強から長い距離をかけて標高810mの刈場坂峠まで、
稜線沿いを登っていく。
 
ここでは、過去の苦い記憶を振り払うために、
刈場坂峠まで立ち止まらないことを目標とした。
そのため、心拍数上限は79%とした。
結構な登り坂もあるので、心拍数を守った上で漕ぎ続けられるのか
些か不安であるが……
 
で、走り出してみると、気を抜くと心拍計がすぐに喚き出す。
スピードはみるみるうちに落ちて行き、ロードに乗っているのに、
速度計は5.8km/hを指していたりする。
でも、そこまで落とせばなんとか予定に乗れてくるものである。
 
一本杉峠から65分間、黙々と自転車を前に転がし、
足をつくこともなく刈場坂峠に到着。
さすがにあたりは寒くなってきた。
 
きょうは茶屋も営業していない。
静かな峠であるが、眺望は抜群である。
やっぱりうれしくなる。
 
 

帰路

刈場坂峠からの景色をひとしきり楽しんだ後、ここからの行程を考えた。
 
時刻は14時30分である。
この時期、16時を過ぎるともう辺りは暗くなってくる。
 
刈場坂峠からの帰路というと、
いつもならば定峰峠経由小川町駅または、
白石峠から明覚駅方面であるが、
ちょっと目先を変えてみたくなった。
 
そうだ、名栗に行って、温泉に入って帰ろう。
 
刈場坂峠から山伏峠を越えて、名栗に行けば、
さわらびの湯という温泉がある。
それにはいってから、飯能に出て帰るとよさそうだ。
 
というわけで、山伏峠までの距離や高低差を深く考えず、
正丸方面に下り始めた。
 
 

誤算

 
国道299手前で、正丸峠への登り坂に入る。
思ったよりも下ってきてしまった。
正丸峠への登り坂をまったく見当に入れていなかったが、
頂上まで4kmあるらしい。
 
時刻は14時45分。
頂上についてみると時刻は15時15分になっていた。
山伏峠の登りがどんなものかわからないが、
距離を考えると、名栗に行ってしまうとその時点で日が暮れてしまうだろう。
 
名栗から飯能までの山道を貧弱な電装で走る気力はない。
 
とすると、帰路は2通りである。
 
ひとつは登り坂を引き返して、正丸(または吾野や飯能)から輪行。
もうひとつは先に進んで、横瀬から輪行。
 
引き返すのは好きじゃない。
電車代がかさむだけになってしまうが、進むほかない。
 
正丸峠
 
 

輪行

 
横瀬を目指した理由はもうひとつあった。
ここには武甲の湯という温泉があるのだ。
温泉に浸かって帰れば、立派な旅行である。
 
しかし国道299を文字通り疾走して横瀬にたどり着く頃には、
気持ちが完全に面倒になっていた。
 
西武秩父からレッドアローで帰ろう。
横瀬から秩父までは2km。
下り坂なのですぐに到着する。
 
こうして、まったく考えていなかった秩父にやってきた。
秩父に来たのははじめてなのだが、
観光をしたり土産を買う気持ちはさらさらなく、
すぐに特急券を買って電車に乗り込む。
 
晩秋の空である。
imgp3350.jpg
 
16時25分の特急に乗って所沢で快速に乗り換え、
練馬から自転車に乗って帰宅した。
 
 

反省

 
いつものことですが、ツーリングはもうすこし計画をちゃんとたてないと、
消化不良になりますねえ。
 
あと、きょうはなんだかある意味ストイックだったような……

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