中山道を行く(47) 大井宿→大湫宿

走行データ

走行日時:2008/5/3(Sat) 11:20~13:20
正式な距離:三里半

走行記録

大井宿

20080503740.jpg
大井宿の本陣

大井宿はJR中央本線の恵那駅前に広がる宿場町である。
宿場町には枡形と呼ばれる直角が設けられていることが多いが
この枡形が大井宿には6箇所も存在する。
都合、3箇所のクランクが街中にあることになる。
そのためか、宿場は車社会のメインルートになることはなく、宿場の雰囲気が色濃く残されることになったのだろう。

明治天皇の休憩所の真ん前に漸くコンビニを見つけた。
この先、ハードな峠越えとなるため、水と食料を調達する。
店先でとりあえず栄養を補給していると、年配の男性に声をかけられた。

「どこから来ましたか?」
「中津川からです。今朝、東京から出てきたんですよ」
「ああ、そうですか、私も以前はずっと駒込に住んでいましてねえ。…これからどこまで。」
「御嵩のほうに行く予定です。でも中津川からのアップダウンもけっこうきつかったですよ」
「御嵩のほうは数倍きついですよ、がんばってくださいね」

この御仁、歩きの夫婦にも声をかけていた。
中山道沿いのコンビニは貴重で、多くの旅人がここで休憩するのだろう。
それに声をかけるのがとても楽しそうだった。

この先、美濃路では多く声をかけられることとなる。

十三峠へ

大井宿から大湫、細久手を経て御嵩までの山道を総称して十三峠と呼ぶ。
13の峠におまけが7つ、計20ほどの峠が連続しているのである。
といっても、ここは石畳やダートが連続しているのだそうで、極力それを迂回していくつもりである。

さて、恵那の町を抜け田圃の中の道を進むと、中央高速道路をくぐって急坂となった。
西行坂。林間の道となり、ほどなく石畳が現れる。
石畳の上り坂はロードでは走れない。
いきなり押しである。
のんびりと石畳を押していく。
しばらく押しが続き、石畳が途切れると、ダートとなった。

20080503743.jpg
ダート道の頭上に、気持ちのよい青空が拡がる。
中央高速に沿ってはいるのだが、はるかにそれよりも高い位置に中山道が続いている。
ダート道の風景はとても愉しい。

このダートをしばらく行くと、一度舗装路に出た。
「J-PHONE」の鉄塔が立てられている山中の交差点である。
直進すると中山道は再び山道に突入していくようだ。

ここで、迂回を決断する。そのまま車道を進み、急坂を下った。

迂回路の強烈な坂道

急坂を下ると国道19号に出た。
恵那と武並の中間地点のようである。
思惑とかなり異なる場所に出てしまった。

しかたがないので、釜戸まで国道19号の旧道を進み、そこから県道で大湫に向かうことにする。

P1010232.jpg
釜戸から大湫への道は距離2800mほどで標高差300mを登らされる急坂だった。
平均斜度は10%を超えている。

忽然と大湫

P1010234.jpg
その急坂を登りきると、忽然と大湫の家並みが現れた。
写真では判り難いが、急坂を登り、峠からこのような里の風景が拡がると、
なんだか先ほどの坂道が何かの幻だったのではないか、と思えてくる。
30度近い暑さも手伝って、朦朧としてきた。

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