ふたりで同じ旋律を弾くということ

ヴィオラを弾き始めたのが1998年の4月だから、もうすぐで満10年ということにになります。ちょうどよい区切りなのかどうか、昨日の演奏会では1曲だけですがヴィオラパートのトップの位置で弾かせてもらえました。最近、室内楽を多くやっているので、ひとり1パートというのは慣れているのですが、オーケストラでトップをやるのは、実は10年やってきてはじめてのこと。やれやれという気持ちもありますが、うれしい気持ちもあります。未熟者でご迷惑をおかけしました。

さて、このオーケストラ。オーケストラといっても室内管弦楽団なのでヴィオラは4人しかいません。しかも演奏したメンデルスゾーンの「弦楽のためのシンフォニア第10番」はなぜかヴィオラが2パートに分かれており、つまり1パート2人で演奏しておりました。

この曲、再現部にファーストヴィオラの長い旋律があるのです。ただでさえこの世に少ないヴィオラの旋律、大きなオーケストラであれば通常12人で演奏するヴィオラパートが2人なので、いきおい室内楽っぽくなってきます。

しかし2人で同じ旋律を演奏するのは思った以上にむずかしいことです。機械ではないので毎回微妙に弾き方が変わるのですが、それにあわせるのは大変なことで、想像よりむずかしいことなのです。事実、練習では長い旋律のその部分、結構あわなかったりしていました。

でも、本番では、その長い旋律、緊張していっぱいいっぱいの自分にきれいにあわせてきてくれました。そうやって、他のプレイヤーにあわせるのはむずかしいことで、そういうプレイヤーと一緒に演奏する機会があるというのは幸せなことです。感謝。

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