2009秋北海道(1) 女満別空港 → 清里町

初日からけっこうしんどい道中です。私らしい、といえば私らしい(笑

2009年9月6日(日)
女満別空港→清里町 52Km

行程

女満別空港-(道道64・国道39)-女満別-(道道246)-浦士別-(道道246)-小清水-(道道944・町道・道道250)-清里町

ツーリングレポート

飛行機輪行で女満別へ

羽田からのAirDo73便は定刻から15分程遅れて14時10分に女満別空港に着陸した。

2年ぶりの北海道。

飛行機の中で聞いた現地の天候は曇りだったが、ボーディングブリッジに横付けされる頃には窓に水滴が付着しはじめていた。初っ端から雨中走行ではしんどすぎる。これからの行程が思いやられたが、程なく雨は降り止んだようだ。自転車本体をはじめ、4点にわけて預けた手荷物を回収し、女満別空港のターミナルビルを出たところで組み立てる。

飛行機輪行ははじめてだった。といいつつ、不安を感じていた割にはオーストリッチの軽量L-100で飛行機輪行に臨んだので、袋の破損や、自転車の破損が心配だったが、多少の傷とリアの変速不良で済んだようだ。

ゆっくり組み立ててからリアの変速を少しいじって、14時50分に女満別空港を出発した。出発ついでに証拠写真としてターミナルの写真を撮る。

遥かなる清里町

変速の調子はまだおかしいが、まずは走り始めることにしよう。
女満別市街への緩やかな下り坂を軽快にとばしていく。道端には牛舎が並んでいる。

北海道だ。

網走地方ははじめて。空模様はいまにも泣き出しそうな不穏な状況だが、それでも自然と心は浮き立つ。

きょうの目的地は清里町の清里イーハトーヴユースホステル。ユースホステルのサイトに「女満別空港・北見から美幌経由国道334号線で斜里方面へ約30km。」とあるので予約した。
しかし、飛行機内で「まったく信用できない地図」のツーリングマップルを再度見返してみると、国道334号線経由でも50Kmくらいはあるようだ。

おいおい。それはないだろ。

この時期、日没は17時半過ぎ。2時間半で50kmはツーリングペースではなく、ブルベペースだ。やや厳しい。

そんなわけで飛行機の早着を祈ったのだが、実際には逆に15分の遅着となってしまった。何かしらのトラブルがあると一発で夜間走行になってしまうかもしれない。

ところで、きょうは女満別空港から美幌方面に出て、国道334号で小清水に向かう予定だったが、飛行機の中でツーリングマップルを眺めながら、丘陵地帯の等高線が入り組んでいるのをみて、女満別経由の道道246号経由に切り替えた。どうせアップダウンになるなら、3ケタ道道を走ったほうが気持ちよいに決まっている。このルートでも距離は大差ないようだ。

いきなり修行な3ケタ道道

女満別で国道39号に入り、すこし登ると、道道246に右折した。

いきなり住宅地をさらに登ると、果てしないアップダウンが始まる。
ほどなく、樹海を突っ切るような景色もみられたが、東京で自宅から羽田までロードレーサーと張り合って走ってしまった甲斐あって、もう脚がかなり重い。この道道、最大標高差は100mくらいと思うが小清水まで大小取り混ぜて30近くは登ったり下ったりしたはずで、そのたびにどんどんと体力が削られていく。

しかも、携行の水が途中で尽きてしまった。そもそも残り200ccを切った状態で道道に入るのが間違いなのだが、自販機どころか人家もほとんどないため、水分補給できる箇所はまったくなかった。

途中からは走りを楽しむどころではなく、体力が尽きるかどうかの状態に陥ってきた。

ツーリングマップルをみると、小清水の手前に浦士別という集落が見える。どうやら信号がある交差点があるようで、これはおそらく自販機くらいはある集落だろう。とにかく浦士別まで行こう。

女満別を出発して20km。

ヘロヘロになりながらようやく浦士別にたどりつくと、浦士別は小中学校もあるような大きな集落だった。その小中学校にはゲートボール場が併設されていて、自動販売機も設置されていた。迷わず休憩する。

アクエリアス500mlを購入。

飲み始めた。一瞬で飲み干した。

こんなに俺は渇いていたのか。
倒れてもおかしくなかったかもしれない。

久しぶりの北海道で、勘が鈍っていた。やはり500mlのペットボトルを常時2本は携行していないといけない。残り500mlを切った状態で自販機の前を通過してはいけない、ということね。

と、いきなり身体的にはつらい行程となってしまったが、それを補って余りあるほどに景色は素晴らしい。網走地方というと海沿いの景色のイメージがあったが、この小清水までの丘陵地帯の道程もなかなかだった。

夕暮れの小清水

浦士別からは数kmで小清水に。
小清水は国道391と国道344が交差する交通の要衝で、思った以上に大きな町だったが、日暮れが怖かったのでそのまま素通りする。町はずれの坂を登ると、道道944に入る。

道道944なので、略称は「D944」。そんなわけで、なぜかシューベルトのグレイトが脳裏を駆け巡るなか、向かい風と戦いつつ、清里町へ向かう。

日暮れまでの時間と戦っていたはずだったが、途中で直交した町道の景色が素晴らしく、思わず自転車を止めて写真撮影をする。

どこまでも続くダートの道は、たぶん夕暮れに向かっているんだろう。

そのあと、道に迷ったりしているうちにどんどんと日は暮れていく。
この下り坂のずっと向こうに線路が見えた。
釧網本線だ。
宿泊予定のユースホステルはあの線路の向こうにあるはず。
やはり走行距離は50kmに届こうとしている。
ツーリングマップルのほうが正確だったようだ。

ユースホステルは清里町の町外れということだったが実際には街から100mくらい登った小高い丘にあった。

到着は17時50分。

荷装を解いているうちにどんどん辺りは暗くなり、やがて真っ暗になった。

清里町の夜

ユースホステルは瀟洒な建物だったが、食事提供をしていないので、ペアレントさんに車で送ってもらって町営温泉に食事をしにいく。

正直、このユースホステルには思うところがたくさんあるのだが、それをここには書かないようにしておく。

ただ、町営温泉で食事中に口の中を「ガリ!」と噛んでしまい、その痛みがこの北海道ツーリング中どころか、東京に帰ってもしばらくつきまとい、チョコラBBに頼らざるを得なかったのは何かを物語っているのではないか。

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